時間は幻である、ということを理解しよう。
思考を自分から切り離すなんて、ちょっと無茶じゃないですかぁ？私たちは皆、休みなく思考活動を行っていますよ。それは、まるで「魚に空の取り方を教えるようなもの」じゃありませんか？
では、コツを教えしましょう。それは、 「時間は守だと悟ること」です。時間と思考とは、いわば「一心同体」 。互いに離れることができません。頭から時間の概念を取り払うと、思考活動は、ピタリと止みます。つまり、「思考と1つになる」事は、 「時間の罠にはまる」ことなんです。そうすると、ほぼ自動的に記憶、期待、不安だけを糧にして人生を送るようになります。過去と未来に四六時中没頭し、 「今、この瞬間」というもの。貴ばず、ありのままに受け入れもしません。過去をアイデンティティーの拠り所にし未来を目標達成の道具にしてしまうために、執着心を抱くようになります。 「過去も未来も幻である」
これが真実なんですよ！
そんなこと言ったって、時間の概念なしに、どうやってこの世界で生活していけるんですか？未来がなければ、目標に向かって努力することがなくなります。過去がなければ、自分が誰かもわからないじゃないですか。過去があるからこそ、今の私が存在するんです。人間にとって時間はすごく貴重なものです。
時間は、ちっとも貴重ではありません。時間は幻だからです。あなたが貴重だと感じているものは、実は時間ではなく、時間を超えた「ある1点」 、すなわち「ある1つの時」です。それは「今」です。今こそが、本当にかけがえのないものです。時間に、つまり「過去と未来」に焦点を当てるほど、もっと尊い今を見失ってしまいます。
なぜ、今がいちばん尊いのでしょう。答えは至極簡単。それが唯一のものだからです。存在するのは、それだけです。永遠の今こそが、私たちの人生の全てが繰り広げられ、内包された空間であり、唯一の現実です。今この瞬間が人生なのです。人生は今です。私たちの人生が今でなかったときなど、これまでありませんでしたし、未来永劫ありません。私たちを、思考の世界から声させてくれるのは、今という時だけです。今だけが時間と形のない大いなる存在に流れる唯一の時です。
今以外には何も存在しない
過去も未来も今と同じぐらい現実じゃないんですか？いいえ、ことによっては今なんかより、はるかに本物のように思えることだってあります。だって、私が誰なのかを決めるのは過去だし、現在の行動や物の見方、考え方にも影響を及ぼしています。さらに、未来のゴール次第で、現在とるき行動も決まってくるんですよ。
まだ、私の説明したことをつかんでいないようですね。きっと頭で理解仕事しているからです。頭脳は、この事実を理解できません。理解できるのはあなただけです。どうかよく聞いて下さい。
いまだかつて居間以外の時に何かを経験したり、行ったり、考えたり、感じたりしたことがあるでしょうか？これからもそうすることがあると思いますか？今以外の時に何かが起きたり、存在提することは可能でしょうか？答えは、言うまでもありませんね。
過去には、何ひとつ起こっていません。
起こったのは今です。
私たちが過去だと思っているものが、頭に保管された、かつての今の記憶の断片に過ぎません。私たちは過去を思い出すとき、記憶の断片を読みが痩せています。それを行うのは今です。未来というのは思考が作りだした、想像上の今です。未来がやってくるときには、今として経験されます。未来について考える時、あたしたちは今行っているのです。過去も未来も、それのみでは、現実にはなりません。過去と未来は、ちょうど月に例えられます。附そのものは、発行体ではありません。太陽の光を反射して、初めて輝くことができます。同様に、過去も未来も、光であり、パワーであり、現実であり、永遠である今のおぼろな影でしかないのです。
私がここで説明してることが、頭で理解できる類のものではありません。これを把握した瞬間、思考から「あること」 、時間の世界から「今」 へと、意識の変化が起こります。すると、すてのものが、生命力に溢れ、エネルギーを発し、 「大いなる存在」とつながっているのが、はっきりと見えてくるはずです。
さとりを開くと人生はシンプルで楽になる より
